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30代エンジニア転職への道 - 正社員転職に向けた準備

公開日時:2024年12月09日

こんにちは、シミティーです!

前回は、業務委託としての最初の3ヶ月間について、給与面での現実や、泥臭い努力の日々についてお話ししました。

いよいよ今回は、その後の3ヶ月間でどう成長できたのか、そして正社員転職に向けてどんな準備をしたのか、具体的にお話ししていきたいと思います!

業務委託としての半年間

本題の転職活動の話にはいる前に、業務委託として半年間を振り返ってみます。

まず、参画して最初の4ヶ月間はフロントエンドのメンバーとして、機能の実装などを行っていました。

この4ヶ月間で1つアプリをリリースしました。

その後、最初の4ヶ月間の成果が認められ、5ヶ月目からは新規で開発するアプリの開発リーダーを任されるようになりました。

とはいえ、技術的なリーダーというよりは、タスクの振り分けや進捗管理が主な仕事。

それでも、31歳、エンジニア歴4ヶ月での「リーダー」という役割には、最初は戸惑いもありました。

ちなみにリーダーになってようやく時給が1,200円から1,500円にアップしました(笑)

成長を実感し転職を決意

半年間の実務を通じて、特に実感できた成長がいくつかあります。

まず、チーム開発での作法が身についてきたこと。

GitやNotionでのタスク管理、コードレビューなど、最初は戸惑っていたものが日常的な業務として こなせるようになりました。

また、自分一人でタスクを完遂できるようになったことも大きな自信になりました。

工数見積りにも慣れてきて、「この機能を実装するにはどれくらいかかりそうか」という感覚が掴めてきました。

それと、新しいライブラリを追加する際も、以前のように立ち往生することが減り、自分で調べて実装できるようになってきました。

ドキュメントを読むのにも抵抗がなくなってきたことには自分でも驚きました。

そして、自分の成長を実感したこともあり、そろそろ正社員に転職したいなと気持ちが湧いてきたため、転職を決意しました。

転職先の選択基準

ここからは、実際に私が行った転職活動の準備について、できるだけ具体的にお話ししていきますね。

まず、転職先を選ぶにあたり、自分が希望する条件を明確にしていきました。

1. 企業形態での絞り込み

エンジニアに転職する際の選択肢として、

  • SES
  • 受託開発
  • 自社開発

の3つがあります。

ちなみに、上から順に転職難易度が低いと言われています。

まず、SES企業は選択肢から外すことにしました。

案件ガチャや客先常駐のリスクを考えると、今の自分には合わないと判断したためです。

なかにはエンジニアとして採用されたのに、配属先はコールセンターなんてこともあるようです...。

その上で、受託開発か自社開発かで悩みました。

結論として、受託開発を選択することに。理由は、将来的にフルスタックエンジニアを目指したいと考えているからです。

特定の専門性を高めるより、最初は様々な案件や技術に触れながら、まずは幅広い経験を積める環境が自分には合っていると考えました。

SES・受託開発・自社開発については以下の記事に詳しく書かれていますので、よければ参考にしてください。

SES・受託開発・自社開発の違い、メリット・デメリットと入社難易度を解説

2. 給与面

給与に関しては、現実的に考えることにしました。

未経験からのキャリアチェンジなので、そもそも高い給与は期待していません。

年収350万円以上であれば、今の時給換算よりは上がるので、それで十分かなと。

3. 開発環境

ただし、開発環境は譲れない部分として考えています。

これまで経験を積んできた強みを活かすために、Vueを採用している企業を中心に選ぶことにしました。

4. 働き方

リモートワークを希望していましたが、そもそも当時(2021年)はコロナ禍であり、リモートワークを採用している企業がほとんどでした。

そのため、あえてリモートワークを条件に企業を探すことはなく、選んだ企業のほとんどがリモートワークを採用していましたね。

転職活動への具体的なアプローチ

ここからは転職活動に向けた準備になります。

1. 転職媒体の選択

まず、転職活動で使用した媒体はWantedlyです。

理由は、

  • 採用側のコストが低い
  • 未経験可の求人が多い

の2つです。

まず1つ目、採用側のコストが低いことに関して、Wantedlyは成功報酬を受け取っていません。

そのため、他の採用媒体にありがちな、採用が決まった場合に年収の何%を報酬として支払うといったことがありません。

そもそも、未経験を高い採用コストをかけてまで、雇う企業は多くないので、未経験からエンジニアを目指す上で欠かせない媒体だと思います。

そして2つ目、未経験可の求人が多いからです。

試しに、「未経験 エンジニア」などで検索してみると、それなりにヒットすると思います。

2. 転職先候補のピックアップ

次にWantedlyを見ながら転職先候補をピックアップします。

気になった企業は以下の項目をスプレッドシートにまとめていました。

  • 会社名
  • WantedlyのURL
  • 事業内容
  • 技術スタック
  • 募集職種

気付いたら30社くらいピックアップしてました。

そもそも、書類選考を突破するのも困難なので、ちょっとでも気になった企業やマッチしそうな企業を見つけたらピックアップしていってましたね。

3. 志望度の分け方

気になる企業のピックアップが終わったら、次に志望度を「高、中、低」の順につけます。

この志望度は、なるべく志望度の高い企業に転職できるように明確にしています。

志望度を明確にして、志望度の低い企業から応募していくことで、選考にも徐々に慣れてきます。

そして、慣れてきた段階で、志望度の高い企業の選考を受けることで、失敗するリスクを減らしているのです。

志望度の高い企業の選考を受ける前に、1社でも内定をもらえていると、精神的にも余裕が生まれて成功確率が上がると思います!

4. バックアップとしてのSES

おいおい、SESは受けないって言ったじゃないか!

と思った方もいらっしゃいますよね。

実はSESの企業にも応募しています。

しかし、これには理由があります。

  • 内定がもらいやすい
  • 自分に自信を持たせる

未経験からの転職となると、そもそも書類選考に通らなかったり、何社も不採用となったり精神的にもしんどくなるときがあります。

そうなると、さすがに自分にも自信が持てなくなるので、難易度の低いSESの企業にも応募しつつ、まずは1社内定をもらうことを優先してもいいかもしれません。

どんな企業であっても、1社内定が出るだけで安心しますし、自信にもなります。

逆にSESでも受からない場合は、まだまだスキルが足りなかったり、戦略を練り直す必要があるとの判断材料になります。

そのため、受託開発や自社開発希望であってもSESの企業にも応募してみて、まずは1社内定をもらうことを意識することも重要だと考えていました。

まとめ

半年間の業務委託を経て、ようやく本格的な転職活動のステージへ。

次回は、より実践的な内容として、

  • 履歴書や経歴書の書き方
  • 面接での具体的なやり取り
  • 内定獲得までの道のり

についてお話ししていきたいと思います。

それでは、次回もお楽しみに! シミティーでした。

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